10月 10 2019

母と姉と私の3人で北海道へ旅行に行きました。最寄駅から出ている羽田空港行きのバスで空港に向かい、飛行機を使って移動しました。北海道では小樽運河やすすきの、函館、旭山動物園を観光し、姉の大学生活最後の春休みを利用したので季節は春に行きました。4月に行きましたが、北海道と言っても想像以上に暑く現地に到着すると汗ばんでうちわを売店で即購入したほどでした。姉の就職が決まったお祝いということで旅行を企画し、北海道の海の幸を食べつくすことを主な目的としました。仕事が始まるとなかなか休みも取りづらく、こうやってスケジュールを合わせて家族で旅行へ行くのも難しくなることと、父が海外に出張となったので今回は女子旅となりました。

小樽では小樽オルゴール堂本館に赴きました。オルゴール堂は外観が非常にお洒落で、まるで外国にいるかのような雰囲気の中で美しいオルゴールの世界に浸ることが出来ました。建物の時計にもオルゴールの仕掛けがあるので、一定時刻になると本館前の広場に時計のオルゴールの音色を聴かんと大勢の観光客が集まって耳を澄ませていました。本館内にはお土産に丁度良いお値段のオルゴールから超高級な作品まで多種多様な商品が揃っており、どれも精巧なデザインばかりで目を奪われました。

すすきの市では夕食を取り、あえてパッと見で見つけた海鮮焼きのお店に入りました。海老やホタテ、タコ、イカ等の新鮮な海の幸だけでなく鹿肉といったジビエ肉まで焼いて食べられるバラエティに富んだお店で美味しかったです。店内ながらも野外でBBQをしているような感覚で食事が出来たことも気分が上がり楽しかったです。

函館に行った際、昼食をどこで食べるか迷った末にあえて北海道内にしか展開していない回転寿司チェーンに入りました。比較的安価に食べられる回転寿司で、かつ北海道で人気のお店なら美味しいだろうとの思いで入ったのですが想像を遥かに超える絶品のお寿司を食べられて本当に驚きました。都内で同じ味のクオリティのお寿司を食べるとしたら絶対に回転しない寿司屋だと思います。それ程までに美味しいお寿司を回転寿司屋で気軽に食べられるなんて羨ましいと、北海道の海の幸の魅力を存分に楽しんだ良い思い出です。

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また小樽運河の小さな露店でザンギを食べたのですが、その際に私が店員のおじさんに何故か気に入られてしまい、釣られて常連客である北海道民のおじさん達からビールを3人分驕ってもらうという予期せぬプレゼントがありました。何より気さくに話しかけてくれた北海道民の皆さんの温かさが心に染みて、見知らぬおじさん方と共に乾杯してザンギを食べたことは思わぬエピソードとなり、北海道民と交流できた楽しい思い出として鮮明に覚えています。

小樽運河での昼食は事前に観光ブックに掲載されている有名店で済ませる予定だったのですが、猛暑の中小樽周辺で迷ってしまい、2時間ほど歩き続けました。そしてやっとの思いで目的のお店を発見したのですが、なんと定休日との張り紙が。その場でネット検索しましたが定休日は無く、たまたまその日だけ店側の事情でお休みだったのです。

それまで2時間ほど歩き続け、汗だくでやっと到着したというのにまさかの定休日という現実を突きつけられ、小樽に着いた段階でネット検索して営業しているか確認するべきだったと大いに後悔しました。その後また1時間ほど歩いて無名の小さな喫茶店でなんとか昼食を取ることが出来ましたが、都内でも食べられるような味のパスタだったので全く北海道らしさが感じられず、なぜ北海道に来てまでこんなありふれた料理を食べているのかと虚しくなりました。事前にお店の営業情報を調べておくことが重要だと実感した苦い失敗経験です。